年の瀬なのでこれまでの仕事を振り返ってみようと思います。ふつうは1年間を振り返ると思いますが、IT業界に転職してちょうど2年が経過するので、2年まとめて振り返ってみようと思います。もし転職を考えている方の参考になれば幸いです。
1. はじめに:自己紹介
まずは簡単に自己紹介させていただきます。
年齢31歳、男性
バックグラウンド 化学系大学院卒(修士)→ メーカー研究職(4年) → ITエンジニア(2年)
前職のメーカー研究職時代ではITを用いた業務はほとんどなかったです。ただ、独学で基本情報技術者の取得や競技プログラミング(Atcoder レート800ほど)、Udemyの視聴などでITの知識を個人的に吸収していました。
2. 転職前:異業種からIT業界を目指したきっかけ
メーカーでの研究開発は面白かったのですが、大規模プロジェクトゆえの制約が多く、もっと自由に仕事がしたいという思いが強くなっていました。そこで、裁量権の大きそうなIT業界に目を向け、思い切って転職を決意。折しもAIへの関心が高まっていた時期で、私もその分野に興味を持ち、独学でIT知識を学び始めました。
3. 転職活動
転職サイトのエージェントサービスを利用して転職活動を開始。30社に応募し、書類選考通過は10社。面接に進んだのは5社で、最終的に2社から内定を得ました。未経験での転職に不安を感じていましたが、「未経験OK」の求人も多く、資格取得が後押しとなり、予想外にスムーズに内定を獲得できました。エージェントに登録してから約3〜4週間で入社が決まりました。
4. 入社後
入社後すぐに案件に配属され、最初は戸惑うこともありましたが、周囲のサポートを受けながら業務に慣れていきました。簡単なテストから始まり、SQLやジョブ管理など、徐々に業務の幅を広げていきました。その後、希望していたAI関連の案件に参画。事前に学習していたAIの知識は役立ったものの、gitやDockerといった開発ツールの知識不足を痛感。集中的に学習することで克服し、エンジニアとして大きく成長できた2年間でした。
5. 2年間を振り返って
まったく知らない業界に飛び込んで、当初は不安と期待が入り混じったような感覚でしたが、総じて転職してよかったと思っています。前職と比べて自分の裁量が増えたと思いますし、勉強して知識を増やして業務をこなすサイクルは性に合っていました。未経験の転職ということもあり待遇面が悪くなったのは残念な部分でしたが、それを差し引いても今回の転職はよかったと考えています。
6. 業界未経験でITに転職を考えている方へのメッセージ
未経験でのIT転職は可能ですが、「入社後も学び続けられるか」が鍵となります。企業は未経験者に対して、将来性を見据えた投資をしていると言えるでしょう。私の場合は、異業種にいながらも資格を取得していたことが大きなアドバンテージとなりました。入社後は学ぶことが山積みでしたが、持ち前の学習意欲で乗り越え、業務に取り組んでいます(入社後2年で7つの資格を取得)。資格取得は、未経験からIT業界を目指す上で、効果的なアピール方法の一つと言えるでしょう。
IT業界では学ぶことが多いのは事実です。特に未経験からスタートする場合は、積極的に学ぶ姿勢が求められます。私も仕事時間外や週末を利用して学習を続けています。ただ、これはネガティブなことではなく、常に新しいことに触れられる刺激的な環境とも言えます。一度身につけた知識だけで通用する時代ではありませんし、読書や資格取得など、日頃から学習習慣のある方にとっては、むしろ最適な環境と言えるかもしれません。
7. まとめ
IT業界への転職について、私の経験を共有させていただきました。この記事が、転職を考えている皆様の参考になれば幸いです。どのような道を選ぶかは人それぞれですが、皆様が納得のいくキャリアを築けることを心から願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメントを残す